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初心者がオーセンティックバーで、恥をかかないために何を注文すればいい?

ライフ

テレ東プラス

2019.12.2

bar_20191202_00.jpg画像素材:PIXTA

居酒屋で気軽にお酒を楽しむのもいいけれど、たまには趣のあるバーでしっとり大人の時間を楽しみたい。しかし、オーセンティックなバーでは「何を注文していいかわからない」という人も多いはず。

そこでキャリア20年のベテランバーテンダーに、オーセンティックバーをそつなく使いこなす秘訣をレクチャーいただいた。初めて訪れたバーでは、一体何をオーダーするのがスマートなのだろう。

メニューのないバーでスマートにオーダーするには


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「オーセンティックバーでは、メニューを用意しているところのほうが少ないかもしれません。それゆえ、最初は敷居の高さを感じさせてしまうかもしれませんが、だからこそバーテンダーとのコミュニケーションを通してお酒選びを楽しんでいただきたいですね」

そう語るのは、世田谷区・三軒茶屋でバー「TOGO.T」を営む東郷龍宏さんだ。

せっかくオーセンティックバーに足を踏み入れたのに、「とりあえずビール!」じゃもったいない。かといって、何を頼んでいいのかわからずまごまごしてしまうのも格好悪い。では、バーに不慣れな客は、最初の1杯目をどう注文すべきなのだろう?

「まずはその時の気分や状況を、それとなくバーテンダーに伝えて相談することをお勧めします。ウイスキーを飲みたいのか、カクテルを飲みたいのか。軽い口当たりのものを望んでいるのか、それともハードリカーをじっくり味わいたいのか。あるいは、その前の店で何を飲んできたのかを伝えるのもいいかもしれませんね」

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バーへ行くのはたいてい2軒目以降。そこで、1軒目のお店で何を飲んできたかを伝えれば、バーテンダーが"流れ"をイメージしやすくなる。

たとえばワインをしこたま飲んで来た後なら、同じく葡萄を原料とするブランデーや、シェリー酒(酒精強化ワイン)はどうか。焼肉など脂っこい料理を食べて来たのであれば、1杯目はフルーツ系の爽やかなカクテルがいいのではないか。きっとその日の状態にマッチしたお酒を勧めてもらえるはずだ。

バックバー(棚)に並ぶボトルを見て、半ば当てずっぽうに注文するよりも、せっかくバーに来たのならバーテンダーの知識をフル活用すべき。バーテンダーとはいわば、客にとってのコンシェルジュなのだ。

「ジントニックをください」はアリかナシか?


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ところで、ジントニックなど居酒屋でも飲める定番ドリンクを頼むのは、バーでは無粋なのだろうか?

「いえいえ、そんなことはありませんよ。むしろジントニックほどバーテンダーの個性が表現されやすいカクテルはないので、ぜひその店の味を楽しんでみてください。最近は国産のクラフトジンも多いですし、ベースに使う銘柄ひとつで仕上がりは大きく変わります」

作り方もバーテンダーによって様々だ。東郷さんの場合は、ジンをトニックウォーターで割るだけでなく、炭酸水を交えて甘みを調整。その上でライムを絞り、軽くステア(撹拌)するのが通常の作り方だという。

「面白いもので、カクテルは材料を入れる順番やステアの仕方によって、がらりと異なる味になります。また、同じジントニックでも、お客様それぞれに合わせて風味やアルコール度数を調整できるので、気軽に好みを伝えていただけると嬉しいですね」

その意味ではジントニックに限らず、何か1つ自分のお気に入りカクテルを見つけておくと、店ごとの個性を比較しやすく、バーでの時間がいっそう楽しいものになるだろう。

「バーは格好つけなければならない場所、と思われている方が多いかもしれませんが、そんなことはありません。アルコールに弱い体質なのであれば、男性でも遠慮なく『弱めで』とリクエストしていただいたほうがいいでしょう。こちらとしても、無理なく美味しく味わっていただくことが一番ですから」

バックバーは情報の宝庫!


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ところで、国内外の様々なボトルが並んでいるバックバーは、メニューのない店では貴重な情報源になる。

「山崎」や「響」といった有名な銘柄もあれば、読み方すらわからない海外製のウイスキーも多い。そこでオーセンティックバーでは、バックバーの情報を元に新たな1杯との出会いを楽しみたい。

「ボトルの並べ方も、バーテンダーの個性が表れやすい点の1つ。バーではこれも背景として楽しんでいただきたいですし、気になる銘柄があれば『あれはどんなお酒ですか?』とぜひお尋ねください。とくに初めてのお客様の場合、普段何を飲まれていて、どういうものを好むのかこちらも手探りです。そこでバックバーがコミュニケーションのきっかけになればありがたいですね」

なお、たいていのバーではウイスキーやブランデー、その他のリキュール類、などとジャンルごとにボトルを固めて陳列している。とりわけ漢字の銘柄が多く並ぶバーであれば、ジャパニーズウイスキーの品揃えにこだわりの店かもしれないし、リキュールが豊富ならカクテルが売りの店かもしれない。バックバーから店の特徴を探るのもバーの楽しみだ。

「背伸びをしていただく必要はまったくありません。知らない銘柄をオーダーするのは価格的にも不安でしょうが、遠慮なくワンショットあたりの値段を確認していただければ。もし値の張る銘柄であれば、ハーフショットでお出しすることもできますし、気軽に構えずご相談いただきたいですね」

これほどいたれりつくせりなのだから、オーセンティックバー恐れるに足らず。バーテンダーはいつだって客の味方なのだ。

【取材協力】
BAR TOGO.T
住所:東京都世田谷区太子堂1丁目15番15号
電話番号:03-6450-8870

※この情報は、2019年12月2日時点のものです。最新情報をご確認の上、お出かけください

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